"1913年10月、すでに70代になっていたビアスは、ワシントンD.C.を去り、彼が関わった南北戦争の旧戦場をめぐる旅に出た。12月までの間にルイジアナ、テキサスを通過。エル・パソを通って、当時メキシコ革命のために混乱状態にあったメキシコに入国した。シウダー・フアレスでパンチョ・ビリャ軍にオブザーバーとして加入し、ティエラ・ビアンカの戦いに参加している。チワワ州チワワに到着するまではビリャ軍と行動をともにしていたことは判明している。この都市から1913年12月26日に親しい友人へ手紙を送ったのを最後に完全に消息を絶っており、アメリカ文学史上もっとも有名な失踪事件のひとつとなった。
ビアスのその後の運命を調査する試みはまったく成果をあげられず、百年近くが経過した今となっても、その真相は謎とされたままである。怪物が棲むといわれる横穴などの一切無い行き止まりの洞窟に入って、二度と出て来ずそのまま行方不明になった、という怪談じみた話も広く伝わっている。"

アンブローズ・ビアス - Wikipedia